己書家としての喜満満猫(きままねこ)という雅号はこうして誕生しました
2022年9月2日 10:11 pm

わたしは2018年、日本己書道場の道場師範の認定試験に合格し、晴れて己書師範となりました。

そのとき道場名を登録して、新たに出発するわけですが、雅号や、屋号を何にしようか当然悩みに悩みました。

己書道場名でもあります『喜満満猫(きままねこ)』という雅号に決めました。

この雅号ですが、よく「めっちゃインパクトある!」と言われます。

猫ちゃん売ってるんですか?とか、猫グッズ買えます?とか、

えっ、どんな漢字書くんですか?って聞かれます。

でもすごく縁起の良い漢字ですねと褒められることが多いです。

喜満満猫の誕生は、わたしが日本己書道場の師範試験に合格し、新規で己書道場名を登録しなくてはならなくなったときのこと。

先輩師範と道場名がかぶってはいけないので、いろいろ調べながら困っていました。

わたしの名前の一字をとろうかな…

和己書道場…

でもなんか違う気がするな…

せっかくだから姓名判断して、いい画数にしたいな…

ダイニングテーブルで夕食後、ノートにアイディアを書きながら悩んでいました。

するとわたしの前に座って食後のコーヒーを飲んでいた主人が、ぽつりと

「きままねこ」とつぶやいたんです。

「えっ?なんて?」と聞き返すと、

「きままねこってお前にぴったりやん。きままやし。猫大好きやし。」

背骨を観音開きにする大手術を9月に受け、11月に痛みとしびれで満身創痍の状態で師範試験を受験したわたし。

まったく首を動かせない不自由な状態から、己書を描ける状態にまで回復できたのも、描きたい!という想いと周りのサポートがあったからだと思います。

ふるえる手で筆ペンを握り、力が入らない手で己書を書けたときの喜びは、今思い出しても涙が出てきます。

そして、その思いをそのままに、喜びに満ち満ちて己書を描く猫…

【喜満満猫】の漢字が浮かんできました。

そして画数を確認したら、大吉数でした!

これ以外ない。そう思いました。

名前これにする!!とうれしそうに伝えたわたしに、主人もうれしそうに「おまえらしく、気ままにできる範囲で無理せず描いていけばいいよ。」と、言ってくれました。

手術をしたとはいえ、現状維持のためのもの。

力も入らず、長い時間をかけて描くことのできないわたしですが、精一杯、あたたかい思いを込めて気ままに描いていきたいと思います。

これからも喜満満猫をよろしくお願いいたします。

 

 

 

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